便利屋サービス21コラム

2024.6.30

空き家の雑草対策が必須な5つの理由!対策方法と費用相場も解説

「忙しくて空き家の管理ができない…」
「空き家の庭が雑草だらけになっているけれど、そのままじゃだめ?」
空き家の雑草について気になっていたとしても「放置しておけば大丈夫だろう」とそのままにしている人は少なくありません。

しかし、空き家の雑草を放置することには実は大きなリスクがあります!

本記事では、空き家の雑草対策が必須な5つの理由と対策方法、費用相場を解説しています。
この記事を読めば、空き家の雑草対策にもう困りません!

空き家は室内の清掃だけでなく庭の雑草対策も必要

「害虫や害獣が出たら困るから空き家の室内は清掃しているけど、庭はそのままで大丈夫じゃない?」
そう思っていませんか?

実は、空き家は庭も適切に管理する必要があります。

空家等対策の推進に関する特別措置法(平成二十六年法律第百二十七号)」という空き家の適切な管理を義務付けるための法律が存在しています。

この法律では、所有している空き家が適切管理されていないと認められた場合に、行政による指導や勧告、立ち入りや強制執行の対象になると決められています。

そして、管理を義務付けられているのは、空き家の建物だけではなく、庭などの敷地も含まれるため、室内同様に庭の管理も必要になるのです。

なお、この法律に関しては、本記事下部『空家等対策の推進に関する特別措置法による空き家への対応フロー』で詳しく解説しています。

空き家の庭で特に問題になりやすいのが、放置された雑草なので、雑草は出来るだけ早めに対処しましょう!

空き家の室内の片付けについては以下の記事で詳しく説明していますので、室内の片付けがまだという方はこちらもぜひご覧ください。
空き家を自力で清掃する手順を解説!業者に依頼した場合の費用相場も – 便利屋サービス21

空き家の雑草対策が必要な5つの理由

先ほども説明した通り、空き家の庭で特に問題になりやすいのが雑草です。
季節にもよりますが、空き家の庭は1、2か月放置しただけでも雑草が生い茂ってしまうため、雑草対策が必要になります。

空き家の雑草対策が必要な理由は5つあります。
それぞれの理由について詳しく解説します!

理由1:建物が傷みやすくなる

庭の雑草が生い茂ると通気性が悪くなり、空き家の周りの湿度が高くなります。
湿度が高い環境ではカビや菌が増えて木材が腐敗したり、金属がサビたりするので、空き家の建物が傷みやすくなります。

湿度が高い場合、シロアリが発生・繁殖する可能性も高くなります。
シロアリは木材を食べるので、シロアリが柱を食べて空洞化させてしまうと、建物の倒壊の危険性もあるため非常に危険です。

  • 空き家に入るとカビ臭い
  • 床がぶかぶかしているところがある
  • 羽アリがいた
  • 近所でシロアリ駆除をした家がある

上記に当てはまることがあれば、シロアリの点検をし、建物に被害がないか確認しておいた方が良いでしょう。

理由2:害虫や害獣が発生しやすくなる

雑草が生い茂った庭は、ゴキブリ・ムカデなどの害虫やネズミなどの害獣が発生しやすくなります。

生い茂った庭は、害虫や害獣にとって餌や身を隠す場所が豊富にある快適な環境です。
害虫や害獣が発生したのを放置すると、繁殖してどんどんその数を増やしてしまいます。

「普段立ち入らない庭だから、害虫や害獣がいても困らない」
このように思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

害虫や害獣は空き家に入り込んで糞尿をしてしまったり、近隣住居に入り込んでしまったりします。
また、空き家の清掃や物の出し入れのために訪れた際に害虫に刺されてしまう可能性もあります。

空き家の庭であっても、害虫・害獣が発生・繁殖してしまった時には対処が必要です。

空き家の害虫対策、空き家のネズミ対策については以下の記事もあわせてご覧ください。
害虫が発生しない空き家の管理方法!放置するリスクと駆除方法も解説
空き家のネズミ駆除が必要な理由とは?予防策や駆除方法も解説!

理由3:近隣住民とのトラブルになるリスクがある

雑草対策をせずに放置していると、以下の理由から近隣住民とのトラブルになるリスクがあります。

  • 空き家の庭で発生・繁殖した害虫や害獣が近隣住民に出入りする
  • 空き家の庭の雑草や樹木の枝が道路に出て危険になる
  • 空き家の庭の雑草のせいで地域の景観が悪くなってしまう など

近隣住民とトラブルになると、空き家を訪れるたびに苦情を言われてしまったり、空き家を賃貸・売却する時に借り手・売り手が見つかりにくくなってしまったりと、その悪影響が長期に渡ることも少なくありません。

近隣住民が自治体に苦情を訴えることによって、自治体から空き家の状態を改善するよう指導・勧告を受けることもあります。
(自治体の指導・勧告については本記事下部『理由5:自治体から指導・勧告される可能性がある』で詳しく解説しています)

場合によっては訴訟を起こされる可能性もあるため、近隣住民とのトラブルになる前に空き家の雑草対策をしておくことが重要です。

理由4:不法投棄・放火・空き巣など犯罪に巻き込まれやすくなる

空き家の庭に雑草が生い茂っていると、周りから見て管理されていない空き家だとすぐにわかります。
そのため、人の出入りが少ないからと不法投棄・放火・空き巣などの犯罪に巻き込まれやすくなります。

2022年の4月には宮城県山元町の空き家の庭に火のついた紙を投げ入れたとして、近くに住む26歳の男が逮捕されました。
(参照:空き家に放火しようとした疑い 宮城・山元町の男(26)逮捕 | khb東日本放送)

空き家への不法投棄の問題も深刻です。
実は、不法投棄されてしまうと、不法投棄されたゴミは管理責任として土地の所有者が処分しなければいけません。

ゴミをそのままにすると悪臭や害虫・火災などの危険性があり、ゴミを処分しようとすると処分費用がかかってしまいます。

不法投棄については、庭の雑草対策だけでなく、柵を設けたり警告を掲示したりするなどの対策をするのもおすすめです。

理由5:自治体から指導・勧告などを受ける可能性がある

空き家の庭の雑草を放置していると、自治体から指導・勧告される可能性があります。

指導・勧告とは、口頭や書面で改善するよう注意されてしまうことです。
指導・勧告に従わない場合はより強制力の強い命令や、行政が代わりに改善する行政代執行などの措置に移行していきます。

自治体が放置された空き家に対して取れる対応は『空家等対策の推進に関する特別措置法』によって定められています。
この法律ですが、実は令和5年12月に改正されました。

以前の対象は倒壊などの危険性がある『特定空家』だけでしたが、改正後は窓が割れているなど管理が不充分な『管理不全空家』も対象になっています。

今まで放置していて大丈夫だった空き家の庭も、今後は指導・勧告の対象となる可能性があるため、早めに対処する必要があります。

空家等対策の推進に関する特別措置法による空き家への対応フロー

『空家等対策の推進に関する特別措置法』で定められている自治体の対応フローをご紹介します。

内容 罰則
立ち入り調査 自治体職員が空き家の敷地内に入って調査を行う 立ち入り調査を拒否または虚偽の報告をした場合20万円以下の過料
助言・指導 空き家の周囲に悪影響を与える箇所について、改善をするよう助言・指導を行う 特になし
勧告 助言・指導より具体的に、改善のための対策を行うよう勧告する 固定資産税等の軽減措置(住宅用地特例)が受けられなくなる
命令 勧告を行った箇所について、改善するよう命令する 命令に違反した場合50万円以下の過料
行政代執行(空き家の所有者がいない場合は略式代執行を行う) 自治体職員や、自治体職員から委託された業者などが代わりに改善する かかった費用を請求される

自治体によっては独自の条例を定めて異なる罰則などを設けている場合もありますので、詳しくは空き家のある自治体にご確認ください。

参考ページ
空家等対策の推進に関する特別措置法 | e-Gov法令検索

空き家の雑草対策5選と費用相場

では、空き家の雑草はどのように対策すれば良いのでしょうか?
効果的な空き家の雑草対策5つと、それぞれの費用相場について解説します!

①除草剤を使用する

雑草対策で一番手軽なのが、ホームセンターなどで除草剤を購入し使用する方法です。

除草剤には粒剤タイプと液体タイプの2種類があります。

粒剤タイプは土に混じって効果が持続するため、雑草が生える前や背丈が低い時期に使用します。
液体タイプは即効性があるので、雑草の背丈が伸びてきたころに使用するのがおすすめです。

費用相場 200~300円(1㎡あたり)
メリット
  • 手軽に購入できる
  • 費用が安い
デメリット
  • 半年ほどで効果が切れる物が多い
  • 雑草の種類によっては効果が薄い場合がある
  • 雑草以外の植物を枯らす危険性もある

②除草シートを敷く

雑草が生えてこないようにする対策として、除草シートを敷く方法があります。
除草シートが日光を遮るため、雑草が育ちにくくなります。

除草シートには多くの種類がありますが、重要なのが耐久性です。
3年程使用できる物から10年以上使用できる物まで幅広くあります。

耐久年数が多いほど費用は高くなりますが、除草シートを敷くのも手間がかかるため、手間と費用のバランスの良い所を選ぶと良いでしょう。

費用相場 500~2,500円(1㎡あたり)
メリット
  • 効果が長い(3~10年)
デメリット
  • 費用が高め
  • 除草シートを敷きピンでとめるのに手間がかかる
  • 害獣に引っかかれるなど状況によっては劣化しやすい
  • 見栄えが気になる場合がある

③砂利を敷く

砂利を敷くと日光を遮り、雑草の成長を阻害するので雑草対策に効果があります。

砂利の大きさは主に大型(直径5cm以上)・中型(直径2〜4cm)・小型(直径2cm以下)の3つに分かれています。
隙間があると雑草が生えやすくなってしまうため、隙間のできにくい小型の砂利がおすすめです。

もしくは、除草シートを敷いた上に砂利を敷く方法もあります。
それぞれ単独で使用するより効果が高く、見栄えもよくなります。

砂利の量は1㎡あたり60〜80㎏が目安とされています。
砂利にも色や材質など多くの種類があり、値段も種類によって変わってきます。

費用相場 1,500~5,000円(1㎡あたり)
メリット
  • 見栄えが良い
デメリット
  • 砂利の隙間から雑草が生えることがある
  • 落ち葉の掃除がしにくくなる
  • 砂利の運搬が大変

④ハーブなどの植物でグランドカバーを敷く

ハーブなどの植物をあらかじめ植えて地面を覆うことをグランドカバーといいます。
グランドカバーをすることで、雑草が生えにくくなります。

グランドカバーに向いている植物はいくつもありますが、日向と日陰で育ちやすい植物が異なるため、植える場所に合わせて植物を選びましょう。

日向におすすめ:ローズマリー/シバザクラ など
日陰におすすめ:ディコンドラ・エメラルドフォールズ/セダム など

費用相場 1,500~3,000円
メリット
  • 景観が良くなる
  • 温度が上がりにくい
デメリット
  • 初期費用が高い
  • 定期的なメンテナンスが必要になる
  • 一度敷くと撤去しにくい
  • 植物によっては壁や敷地外に繁殖してしまうこともある

⑤業者に除草を依頼する

自分で雑草対策をするのが難しい場合、除草を業者に依頼するのもおすすめです。

費用相場は1㎡あたり400~1,000円ですが、依頼する面積が広ければ広いほど1㎡あたりの単価が安くなることが多いです。

作業面積の他にも、以下のポイントによっても費用が変わります。

  • 作業時間
  • 雑草の背丈などの状態
費用相場 400~1,000円(1㎡あたり)
メリット
  • 労力をかけなくてすむ
  • 自分でやるより短時間で終わる
デメリット
  • 費用が掛かる
  • 定期的に依頼する必要がある。

また、除草だけでなく、上記で紹介した除草剤の散布や除草シート、砂利の設置なども業者に依頼することが可能です。

管理が難しい場合は空き家を売却するという方法も

雑草対策のほとんどが定期的にメンテナンスをする必要があります。
「忙しくて管理する時間が取れない」「空き家まで遠くて行くのが大変」など管理が難しい場合には、空き家を売却するのもおすすめです。

売却する手続きなどの手間はかかりますが、一度売却すればその後は雑草対策に煩わされることなく過ごすことができます。

固定資産税の支払いもなくなり、空き家の管理のための費用もかからなくなるので、金銭面でも空き家の売却はおすすめです。

空き家の雑草対策を業者に依頼するメリット

空き家の雑草対策は自力でも可能ですが、空き家の雑草対策は業者に依頼することがおすすめです。

空き家の雑草対策を業者に依頼するメリットをご紹介します!

労力と時間がかからない

業者に依頼する一番のメリットは、労力と時間がかからないことです。

例えば、自分で雑草対策のために砂利を敷こうと思うと、ホームセンターなどで大量の砂利を購入し、空き家まで運び、自分で庭に敷かなければいけません。

日本の戸建ての庭の平均面積は10〜20㎡といわれています。
砂利は1㎡につき60〜80kg必要になるため、仮に庭が15㎡の場合、900〜1,200kgもの砂利を運ばなければいけません。

砂利を敷く前に既に生えてる雑草を刈ったり、地面を平らにしたりする作業もあり、時間も半日〜3日ほどかかってしまうでしょう。

こうした自力で雑草対策をする場合の労力・時間と比べると、業者に依頼した時のお手軽さ・早さは非常に魅力的です。

ケガやアレルギーなど健康被害のリスクがない

雑草の中にはトゲがある物や触るとかぶれる物、ブタクサなどアレルギーの原因となる物があります。
そのため、雑草を自分で除去しようとしてケガをしたり、アレルギー症状が出たりしてしまうことは少なくありません。

また、生い茂った雑草の中にムカデやハチなどの虫がいてかまれたり刺されたりする可能性もあります。

業者に依頼すればこうした健康被害のリスクがなく庭をキレイにできます。

プロの豊富な経験と知識でしっかり除草してもらえる

除草剤を使用する場合、雑草の種類や状態によっては自分で選んだ除草剤では効果が出ないことがあります。

プロである業者に依頼すれば、豊富な経験と知識を活用して適切な薬剤で除草してもらえます。

除草だけではなく、業者によっては除草シートや砂利などの設置もしてくれます。
砂利やグランドカバーなど初期費用がかかる物ほど、失敗した時のことを考えると、多少かかる費用は高くなっても業者に依頼した方が安心できます。

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便利屋サービス21の魅力を3つご紹介します。

木の剪定・空き家の清掃も同時に依頼が可能!

便利屋サービス21は草刈り・草抜き・除草剤の散布など雑草対策はもちろん、木の剪定や空き家の清掃も同時にご依頼可能です!
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実際に庭の草刈りと樹木の剪定、不用品回収をさせていただいた事例をご紹介します。

ご依頼前のお客様のお庭のお写真

「ケガをして庭の手入れが出来なくなってしまった」
「庭がドンドン荒れていくのを見るのが辛い……」

▼神奈川県川崎市高津区にお住まいのお客様

  • 作業内容:草刈り/樹木の剪定/不用品回収
  • 作業時間:5時間
  • 費用:80,000円

お客様にとって家の購入の決め手にもなったという100坪以上の庭。
しかし、ケガが原因で手入れができなくってしまい、思い入れがある分荒れていく様子を見るのが辛いと便利屋サービス21にご依頼いただきました。

雑草の除去や伸び切った木々の枝を剪定し、古くなった庭仕事の道具の回収もさせていただきました。
キレイになった庭に、お客様も満足され、笑顔になってくださいました。

作業後のお客様のお庭のお写真

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また、お問い合わせは電話だけでなく、メール・LINEでもご相談・お見積りを受け付けていますので、電話がなかなかできない方でもご相談いただけます。

まとめ:空き家は定期的に雑草対策を!

空き家の雑草対策は以下の5種類の方法があります。

  • 除草剤を使用する
  • 除草シートを敷く
  • 砂利を敷く
  • ハーブなどの植物でグランドカバーを敷く
  • 業者に除草を依頼する

定期的に空き家の雑草対策をして、キレイで安心できる庭の状態をキープしましょう。
自力での対策が難しい場合は、便利屋サービス21にお気軽にご相談ください。

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